ブックタイトルkouren669

ページ
20/28

このページは kouren669 の電子ブックに掲載されている20ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。

概要

kouren669

 これからの がくしゅうの 123452020年県産品奨励月間標語第44回沖縄の産業まつりテーマオーダーメイド什器で商品の魅力発信につなげたい 丸正印刷株式会社が紙製の什器を販売し、話題になっています。同社プリプレス部パッケージチームの屋良葉月さんは、「弊社は以前からパッケージ製作を手掛けていますが、ポップなど販促物も合わせた提案をしていくうちに、什器とデザインを連動させたより総合的な売り場展開をご提案していきたいと考え、柔軟な発想でアレンジできる紙素材を使った什器の制作を始めました」と開発の経緯を説明。同社の什器には「Re-board(リボード)」というスウェーデン生まれの紙素材でできた軽量で頑丈なボード資材を利用しています。「紙とはいえ強度は十分。特殊な構造で厚みもあるので、人が乗っても潰れません。また、紙製なので軽く、ネジや釘を使わずに誰にでも簡単に組み立てることができます。また、畳んでコンパクトに持ち運ぶことができるので輸送費などのコストカットにもつながります」 従来の木や金属製の什器は持ち運びに不便な点が多く、県外の展示会などでは持ち帰るよりも処分されることが多かったそう。紙製什器なら不要になった際も産業廃棄物でなく古紙回収に出すことができ、エコ製品としても優れています。 制作の際は事前にヒアリングを行い、陳列するものに合わせた設計を行うため強度対策も万全。什器を含めた総合的なデザインによって売り場での注目度も高まるそうです。「県外の展示会に出展するお客様に特に喜んでいただいています。デザイン面でも資材の特性やコストの関係でこれまで難しかった形状が可能になりました」 季節を演出するツリー型什器、個性的な丸いシルエットで卓上設置も可能な円形棚など、幅の広い表現が可能になっています。 これからの展開について、「県内ではまだ認知度が低いので、周知を徹底し、さまざまな企業の皆様にご提案していきたいと考えています」と話す屋良さん。自由な発想で利用してほしいと話し、実際にブライダル式場の空間演出や、フォトスポット制作などの相談も来ているそうです。「開発にたずさわったチーム一丸となって、お客様のご要望に合わせたオーダーメイド什器で沖縄の企業を応援したい」と意気込みを見せました。紙の什器で創造の幅広げる新感覚の売り場提案左から上原剛さん、屋良葉月さん、赤松文さん、古堅浩司さん什器制作に使用する「Re-board(リボード)」円形棚(左)や二段吹き抜け棚(中央)など、さまざまな形状とデザインで商品をより魅力的に演出できるじゅう き丸正印刷株式会社098-835-8181 098-835-8185沖縄県西原町小那覇1215TEL:FAX:https://www.marumasa.or.jpNEW! Uchina-Mun 2020うちな~むん紹介「盛り上げよう! 今こそ我らの 県産品」OKINAWA INDUSTRIAL FEDERATION NEWS 18