ブックタイトルkourenn666

概要

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―新入社員の心構えの在り方について、根橋先生はどうお考えでしょうか。　今は、物価が下がっていく傾向であるデフレ経済です。デフレ経済では、お客様にいかに選ばれるかが重要です。企業がお客様に選ばれるためには、社員一人一人が、そしてその仕事が選ばれることだということをしっかり理解していただきたいと思います。新入社員であっても、会社の仕事の一端を担う重要な戦力であることにやりがいを持っていただきたいと思います。　新入社員が就社された企業はどこもコロナの影響を受けているでしょう。このコロナも必ず、終息する時がやってきます。その時には、それぞれ与えられた役割をしっかり果たすことでチームのメンバーとして責任を果たすことができるのです。―新入社員である自分自身が主人公となり、挑戦する気持ちを持とうということですか？　はい、一人一人が主人公という意識で仕事をすることが大切です。例えばコピーを頼まれた仕事でも、この資料は何のために使うのかと考えると、「今日来社されるお客様と打ち合わせる資料だから、A3サイズに拡大してコピーしましょうか？と一度確認してみよう」というアイデアが出るかもしれません。このように仕事を進めるためには、「この仕事の目的はなんだろう？」と考える姿勢が重要です。この習慣を身に着けることで間違いのない仕事をすることができ、自分をレベルアップしてくれるはずです。―働く上で大切なことを教えてください。　ビジネスパーソンとして身に着けるべき基本動作というものは簡単に思えますが、先輩社員でも心もとない人が多いものです。私は、新人社員には、「新人力」があると思っています。「新人力」とは、新人だからこそ、基本に忠実に実行して、相手に感動してもらうことがきる、先輩社員以上のことが実行できるというものです。基本動作を基本に忠実に実行して、「新人力」を磨いて頂きたい。　基本動作の一つ目は挨拶です。これから、新入社員が仕事を上手く進めていくためには、いかに人間関係を築くかが重要で、そのベースとなるのが挨拶です。二つ目には、メモです。会社に入社して、沢山のことを教えてもらいますし、気づくことがあります。それを書くことで、効果的に頭にインプットすることができます。そして、１日の仕事が終わった時に、メモを振り返ることで明日の準備ができます。そのためにノートを１冊作ることをお勧めします。　最後に、報連相です。指示されたことが終わったら、必ず報告する癖をつけましょう。相手に聞かれて答えるのでは負けと思わなければなりません。報連相がしっかりできる人は、安心して仕事が任せられる人です。信頼される人「社会人としての心構え」新入社員の皆様へ　毎年開催する「新入社員研修セミナー」に代わり、講師の根橋弘行先生に新入社員の心構えについてインタビューしました。例年のセミナーについても内容の一部を紹介します。株式会社 目加田経営事務所 部長チーフコンサルタント根橋　弘行講師1964年、長野生まれ。ISO 9001/14001審査員、ファイナンシャルプランナー等の資格を持つ。中小企業の特徴を生かし企業体質を強化するマネジメントシステム設計・導入・定着のためのコンサルティングが専門で、人材育成支援や中期ビジョン・経営計画の策定と達成支援、企業体質強化マネジメントシステムの構築・推進を行っている。【所属】株式会社 目加田経営事務所 那覇市松尾1-18-22 沖縄山京ビル８階TEL:098-864-0331 FAX:098-860-3416　URL:http://www.21cmc.jpINTERVIEW 2020OKINAWA INDUSTRIAL　FEDERATION NEWS 8