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公益社団法人沖縄県工業連合会・農業関連産業部会の今年度の活動として、14日、うるま市の「日本月桃株式会社」月桃精油抽出プラントの視察が行われました。 公益社団法人沖縄県工業連合会・農業関連産業部会では、活動の一環で農業関連の製造工場視察を行っており、今年はうるま市の「日本月桃株式会社(以下、日本月桃)」月桃精油抽出プラントの視察が行われました。 視察にあたり、日本月桃の碓井修代表取締役社長から会社概要および取り扱う製品の簡単な紹介があり、月桃紙や化粧品、消臭剤等の製造工程について説明されました。日本月桃では今回視察が行われたうるま市の工場以外に浜比嘉島に直営農園を管理しており、安定的に原材料を確保できる体制が確立されています。 同社の月桃精油抽出プラントでは、収穫した月桃を手作業で葉と茎に分離し、茎から繊維質を取り出して月桃紙の原料にします。葉は水蒸気蒸留装置にかけて蒸留し、月桃精油と月桃ハーブ水を採取しています。 視察に参加した同部会会員たちは、各工程や現場体制について説明を受け、時折質問を交えながら工場内の水蒸気蒸留装置稼働の様子まで熱心に見守りました。会員からは「原料の月桃に対してどの程度の精油が摂れるのか」、「精油を採取したあとの葉は何かに加工できるのか」などの質問が寄せられました。碓井社長は質問に丁寧に答えながら、月桃商品を取り巻く現状や課題についても言及しました。 また逆に碓井社長から工場内の施設について、会員にアドバイスを求める場面もありました。視察後も、会員からは今後の取り組みおよび取引についてさまざまなアイデアが寄せられ、いつまでも話が尽きない有意義な視察となりました。「日本月桃株式会社」工場視察 ?工連農業関連産業部会?令和2年2月14日(金)日本月桃株式会社碓井 修 社長工場内で葉を加工するところ。月桃の葉をカットして釜に詰め、蒸気を通して月桃精油を抽出油水分離装置:月桃精油を集める油水分離装置。上部に浮いている部分が精油、下はハーブ水となる3 OKINAWA INDUSTRIAL FEDERATION NEWS