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令和元年度「産業教育講演会」が、1月28日に県庁で開催されました。主催は沖縄県産業教育振興会で、役員・企業会員関係者や専門高校・特別支援学校・県立学校教職員等、約200名が参加しました。 本講演会は、産業、経済、教育界の先端で活躍する人物を招き講演を実施することで、新しい展望に立った産業教育に対する視野を広げ、当会員の資質向上を図り本県産業教育の振興に資することを目的として開催されています。 講師には、株式会社レキサス 代表取締役の比屋根隆氏が招かれ、『沖縄を豊かにする事業や人財の創出を目指して』と題して講演。比屋根氏は、沖縄国際大学在学中に(株)レキサスを起業し、ITを軸に沖縄発のオリジナルサービスの開発にこだわり続けています。一方、民間主導の人材育成プロジェクト「Ryukyu frogs」を2008年よりスタートさせ、10日間のアメリカ・シリコンバレー派遣を中心に、約半年間に渡り高度な研修プログラムを実施して、沖縄から世界で活躍する次世代リーダーの発掘・育成にも尽力されています。 Ryukyu frogsには、沖縄の「枠」にとらわれた「井の中の蛙」から脱却し、世界という「大海」に飛び出して欲しい、という思いが込められています。 比屋根氏は、資本主義経済が破綻しつつあること、地球規模の環境問題、問われる豊かさ等、世界中で起こっている課題を述べた上で、「技術(IT)は課題を解決し、より良い未来を作るための道具です。そして教育は、未来への投資。『世界の中で沖縄が持つ役割って何だろう?』 『社会課題を解決しながらちゃんと稼げる企業をつくるんだ』、そういうマインドを持った起業家を沖縄の若者から一人でも多く育てたい」と語り、官民を超えて協力していきましょうと呼びかけました。講演終盤、急きょ比屋根氏から発案があり、参加者に4?5名の班を作ってもらい意見交換を行って発表することに。 参加者からは、「教育者こそ『井の中の蛙』にならぬよう、努めなければならない」、「日々の業務に忙殺され、Ryukyu frogsの存在さえ知らなかった。自分自身がグローバルな視点を吸収できる人材になる必要がある」等、前向きな発表がなされ、その度に会場から賛同の拍手が上がっていました。令和元年度「産業教育講演会」令和2年1月28日(火) 沖縄県庁4階 講堂開会のあいさつ沖縄県産業教育振興会金城克也 会長株式会社レキサス比屋根隆 代表取締役即席の班を作って講演の感想を述べあう参加者ら7 OKINAWA INDUSTRIAL FEDERATION NEWS