ブックタイトル工連ニュース2020年1月号
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工連ニュース2020年1月号
沖縄県工業連合会では、将来を担う子どもたちに地場産業への理解を深めてもらうことを目的に、企業経営者らによる学校での出張事業や講演会、あるいは児童・生徒の会社見学の受け入れといった交流事業を年間を通して行っています。昨年11月には県立陽明高校1年生24名が株式会社トリム(八重瀬町新城)を訪れ、ガラス瓶が人工軽石にリサイクルされる工程などを約90分にわたって見学しました。 今回の工場見学はもともと株式会社トリム代表取締役会長の新城博氏が、県立陽明高校に招かれ講演を行ったことがきっかけ。基本的に県工業連合会主催の「学校と産業界の交流事業」は、県教育庁から各学校へ広く参加を募って実施しているものですが、今回は学校側から直接「今度はぜひ実際のリサイクル工程を見学させてほしい」と同社に依頼があり、実現の運びとなりました。 当日は午前10時スタート。まずは参加生徒全員が会議室に集まり、事業全体のPRビデオを鑑賞してから、ガラスリサイクルの概要について説明を受けました。続いて新城氏が講話を行い、「仕事に関することに対してはもちろん、何事においても〝なぜ??という気持ちを持ち続けることが大切。その意識が自分自身の立ち位置に向けられれば、将来の目標や夢の設定にもつながる」と社会に出たときの心構えを説きました。また生徒から寄せられた質問にも回答し、「事業の具体的な内容について興味や疑問を持ってくれた生徒が多いことに驚いている。ここで聞いた話と、リサイクル工程を実際に目で見て感じたことを総合して、さらに理解と関心を深めてくれれば」と感想を述べました。 その後は敷地内にある廃ガラス再資源化プラントへ移動し、原料となるガラス瓶が8つの機械装置を経て、軽石状の多孔質軽量発泡資材(スーパーソル)に生まれ変わる一連の工程を見学。それぞれの機械の役割については担当者から詳しい説明があり、生徒全員が目を輝かせながら聞いていました。令和元年度 学校と産業界の交流事業令和元年11月29日(金) 対象:県立陽明高校1年生 株式会社トリムリサイクル事業本部工場見学ガラス粉と発泡添加剤の混合装置学校以外にも企業・自治体・商工会などの見学を受け入れています株式会社トリム代表取締役会長新城博氏による講話破砕・粉砕・焼成の各過程を担当者が解説 焼成後のストックヤード廃ガラスをゴミではなく 人工の多孔質軽量発泡資材スーパーソル新しい資源として再利用OKINAWA INDUSTRIAL 14