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概要

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 「世界の目標SDGsやJ―クレジット制度を経営に活かす」ことを目的に、J―クレジット制度・カーボン・オフセット説明会が那覇第2地方合同庁舎2号館で開催されました。 一般財団法人沖縄県環境科学センターは、内閣府沖縄総合事務局経済産業部の委託により沖縄地域のJークレジット制度のソフト支援事業実施機関となっており、今回の説明会はJークレジット制度推進を目的に開催されました。 持続可能な開発目標(SDGs)とは、2015年国連サミットで採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」に記載された2016年から2030年までの国際目標で、日本国内においてもSDGsへの取り組みが活発化しています。SDGsの17の目標のひとつ「気候変動及びその影響を軽減するための緊急対策を講じる」と関連の深い制度が「Jークレジット制度」です。これは、再生可能エネルギーや省エネルギー設備の導入、森林経営などの取り組みによる温室効果ガスの排出削減量や吸収量を「クレジット」として国が認証し、創出したクレジットを売却できる制度です。購入したクレジットでカーボン・オフセットを実施することで地球温暖化対策に貢献でき、かつ会社や商品、イベントのPRなど、さまざまな効果が得られる仕組みです。 説明会では初めに経済産業省・産業技術環境局環境経済室の西浦晃一郎氏から制度の概要について説明がありました。地球温暖化対策計画の現在の達成状況やクレジット認証の考え方をレクチャーし、クレジットの創出は誰でも参加できること、各種サポート、創出の方法論などが重点的に解説されました。 具体的な全国の事例等はカーボンフリーコンサルティング取締役の池田陸郎氏から、「2030年の世界の目標『SDGs』を経営に実装する事例」として解説が行われました。沖縄地域における事例及び支援内容については一般財団法人沖縄県環境科学センター・環境科学部生活環境課の迫田拓氏から紹介があり、産業まつりで臨時巡回バスの燃料使用などでカーボン・オフセットが実施されたことや公共工事等、県内のさまざまな事例が取り上げられました。質疑応答では参加者から活発な質問が飛び交い、個別相談も行われる充実した説明会となりました。「J -クレジット制度・カーボン・オフセット説明会」開催令和元年8月27日(火)  那覇市・那覇第2地方合同庁舎2号館10階 沖縄総合事務局会議室説明会の様子経済産業省産業技術環境局環境経済室西浦晃一郎氏カーボンフリーコンサルティング取締役 池田陸郎氏一般財団法人沖縄県環境科学センター環境科学部 生活環境課迫田拓氏沖縄総合事務局から開会の挨拶OKINAWA INDUSTRIAL  8