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概要

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琉球大学工学部工学科建築学コース・准教授 小野 尋子TEL : 098-895-8678 E-mail : hono@tec.u-ryukyu.ac.jp水と緑の風水空間が息づく持続可能な都市づくり連絡先:琉球大学 工学部 工学科 社会基盤デザイン・建築学コース内富山 潤(社会基盤デザインコース)/仲松 亮(建築学コース)〒903-0213 沖縄県中頭郡西原町千原1番地TEL.富山 潤(098-895-8649)/ 仲松 亮(098-895-8901) FAX.098-895-8677(社会基盤デザイン・建築学コース事務室)【E-Mail】kouenkai-office@ml.tec.u-ryukyu.ac.jp 琉球大学工学部都市計画(小野)研究室では、沖縄県内の実際の都市計画の課題などを対象に、実践研究型の調査を行っています。具体的には、県内で今後返還が予定されている大規模基地跡地利用や、沖縄の観光、地球温暖化問題に対してどのような取り組みが必要かなど、具体の公共施策や空間の実現に向けて様々な政策提言を行いながら、各種機関と協力しながら調査研究に取り組んでいます注1)。 人々が集まって住む都市の将来を予測し、水と緑と活力ある快適で魅力的な街をつくることはとても夢のある仕事です。また研究の成果が実際の公共の施策や事業に参考とされるのも、行政(県・市町村)と民間(コンサルティング会社等)、研究者(大学教員)の連携が密な地方大学の強みです。沖縄は大規模な基地返還も含め、人口が減少する日本国内で大規模開発が残っている数少ない地域です。国内で既成市街地内の都市開発事業に取り組める唯一のフィールドというだけでなく、御嶽などの風水思想に裏付けられた民俗的空間を有する特有の市街地空間の魅力も他にありません。ぜひ研究室に遊びに来て下さい。注1) 成果の一端として、学生とともに取り組む全国コンペでは、大成建設や清水建設/日建設計/日本設計/大林組といった日本を代表する企業と賞を競い合い、「優秀賞」を獲得してきています。また、研究では、東京大学や政策研究大学院大学など国内の有力大学を抑え、都市住宅学会全国最優秀賞、日本建築学会優秀修士論文賞、国際学会の受賞など、国内外の主要な学会からも本学の研究内容の高さと充実した成果を高く評価され、学会総会等で表彰されています。 県内の大規模基地返還に対しての広域調整のあり方から始まり、新都心の土地利用計画変遷と協議過程や地権者の高い土地活用意向がもたらした市街地の検証、大山の湧水の保全・利活用を実現する普天間飛行場跡地利用計画のあり方、西普天間住宅地区での景観配慮事項、跡地利用型土地区画整理事業の特徴、など、沖縄県特有の課題として行政や地域、民間企業の方に研究成果を還元する形で調査研究を行っています。1)大規模基地跡地利用計画策定支援(小野研究室多数) 離島のゆったりとした雰囲気に憧れる人は多いかもしれません。その一方で、人々の生活に必要な学校や病院、福祉施設を今後どのように維持するかが課題となっています!離島の生活を守る為に挑戦中です。2)人口減少時代の離島の基盤維持(大城・小野2019) ヒートアイランド現象に対し、都市計画にできる事として、クーラー等を使わなくてすむ街区の設計が求められています。緑地を取り入れることで、どれだけ都市内の気温を下げることが出来るかの実証研究をしています。4)グリーンインフラの実態と計画理論(上野・小野2019) 観光立県沖縄では、観光産業は常に地域経済をけん引することが求められてきました。沖縄観光客の6割を占めるレンタカー観光の行動と地域別の産業連関表の関係から地域振興のヒントを提案しています!3)沖縄の観光・商業とまちづくり(入仲・小野2019)19 OKINAWA INDUSTRIAL