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出発前のガイダンス。真剣な表情で説明を聞く学生たち受付前のテントには両社の製品を展示拓南商事では廃家電・廃自動車のリサイクル工場を訪問拓南製鐵では鉄くずから鉄筋ができあがるまでの工程を見学工場見学前には会社案内を実施 中城港湾新港地区にある拓南製鐵株式会社中部事務所と拓南商事株式会社で、今年2回目・通算27回目となる工場見学会が開かれました。今回は初めての試みとして、県内にある2つの教育機関の課外授業を受け入れて、工場見学と合わせて会社説明も実施。約500名の参加者中、半数前後を学生が占めるフレッシュな催しになりました。 拓南製鐵と拓南商事は、県内外各社で組織する「拓伸会」のグループ会社です。両社の合同工場見学会は例年2回、2月と5月に行われてきましたが、今年は超大型連休があったため5月開催を一カ月順延し、6月の実施になりました。 見学会は午前と午後に分けて行われ、参加者は約20名ずつのグループになってバスで両社敷地内を巡回しました。まずはリサイクル事業を担う拓南商事を訪問し、廃家電・廃自動車を解体・破砕して製鋼原料やガラスが回収される様子を視察。続いて県内唯一の製鉄メーカーである拓南製鐵に移動して、先ほど拓南商事で回収した鉄くず・鉄スクラップから鉄筋が造られるまでの工程を、溶融・成形・圧延の順に見て回りました。 事前申し込みのあった参加者数は480名でしたが、当日の飛び入りが加わり最終的には500名を突破。企業や行政関係者から研究者、学生、一般住民まで幅広い分野の人々が訪れました。これまでも学生が参加するケースはよく見られましたが、課外授業の一環として、クラス・学科単位の大人数のグループを受け入れたのは今回が初めて。工場見学に先立ち、拓伸会各社の事業説明を行った拓南本社株式会社業務部総務課課長の翁長辰伍氏は、「沖縄の社会基盤を支える製造業で働くことの魅力や意義を感じてもらえたら」と振り返りつつ、「次回以降はさらに多くの学校に呼びかけて、内容もブラッシュアップしていきたい」と抱負を述べました。拓南製鐵(株)・拓南商事(株)合同工場見学会令和元年6月24日(月) 拓南製鐵中部事務所・拓南商事OKINAWA INDUSTRIAL 18