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概要

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 沖縄県が実施する正規雇用化サポート事業について周知するためのセミナーが開催され、事業説明と実際に支援を受けた企業の事例を参考にしようと、約40名の参加者が集まりました。 本事業は、既存の非正規従業員の正規雇用化を検討している県内企業に対し、中小企業診断士や社会保険労務士等の専門家チームを無料で派遣し、各企業の課題に応じた経営課題克服、経営力向上、人材育成等に関するアドバイスを行い、非正規従業員の正規雇用化を促進することを目的としています。 セミナー第1部では、正規雇用化サポート事業をはじめ、従業員のキャリアアップに活用できる県外・県内研修事業、人材の育成・定着に活用できる生涯現役スキル活用型雇用推進事業等、県が実施する様々な雇用対策事業について紹介がありました。第2部は、平成30年度に支援を受けた2企業の事例発表が行われました。農業生産法人(株)なんじょう牧場?南城市:酪農業・飲食業?は、支援を受けて2人の正規雇用化に成功。支援を担当した中小企業診断士の上仮屋貞美氏は、「特に数値管理について集中的にサポートを行った。同一決済だった酪農と飲食を2部門に分けて損益を把握すること。加えて乳量管理に適した独自の『4週×13ヶ月カレンダー』を作成し、社員が共通理解できるよう数値の見える化を図った」とし、具体的な支援内容について解説しました。また、3人の正規雇用化に成功した社会福祉法人勢理客福祉会?浦添市:保育事業?の支援を担当した中小企業診断士の兼次日出男氏は、「人事評価制度を導入して職員の資質・専門性の向上を図った。ですが、整備した計画や仕組みの実践はこれからだ」とし、今後、社員とともに運用していけるかが重要だと語りました。 本事業を通して、平成28年度71人、29年度94人、30 年度83人、3年間で合計248人の正規雇用化が実現されました。今年度も22 社程度を選考・支援し、66名の正規雇用化を目標にしています。募集期間は7月末まで。平成31年度正規雇用化促進セミナー令和元年5月27日(月)  沖縄産業支援センター事例発表②農業生産法人 (株)なんじょう牧場中村成則 代表取締役事例発表①中小企業診断士新田慶子氏主催者あいさつ沖縄県商工労働部雇用政策課島尻和美 課長中小企業診断士の上仮屋貞美氏(左)と中村代表事例発表③社会福祉法人 勢理客福祉会比嘉裕 副園長中小企業診断士兼次日出男氏11 OKINAWA INDUSTRIALFEDERATION NEWS