ブックタイトルkouren654_new

概要

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しております。実際にその技術は、発電所やダムといった社会インフラの重要施設の防災・防犯用監視システムに利用いただいております。また工場等では、場内監視システムのご提案が可能で、たとえば飲料缶やペットボトルの製造工場を持つ琉球製罐株式会社様には、防災と食品防御を目的とした防災・フードディフェンス用遠隔監視システムを設計段階から提案しております。一方で、今年度から販売するGPSは、風力と太陽光で発電した電力をバッテリーに充電し多用途の独立電源として活用できるのが特長で、弊社のIoT技術と併せて、離島や観光地の防災に資するご提案ができればと考えております」　防災のICT活用は高度な技術力と豊富な知識に基づき、かつ地域や会社の特色に合わせられる柔軟な姿勢があってこそ。また、システムの設置などは現地の会社に依頼することで、地域雇用にも繋げています。　カサイエレックが扱う無電極ランプ「MUDEN」について、西副所長は「簡単に説明すると、高天井に適した大型の超高性能蛍光灯です。数多くの特長の中でも一番の強みは目にやさしい明るい空間照明です」と説明。　「MUDENは、明るいけれど眩しさを感じさせず、光がやさしく広がる長寿命（約10年）な照明です。消費電力は従来の水銀灯の１／３に抑え、瞬時に点灯できて熱にも強く、水銀灯などHID照明の代替えとして注目されています」　光を直視できて、光源にちらつきがなく影が少ないことから視野を広く確保できるため、防災に気を配り、かつ迅速な作業が求められる工場や倉庫などで重宝されているそうです。高天井・投光共用タイプ、街灯タイプがあり、株式会社那覇王冠や株式会社ざまみダンボール、拓南製作所株式会社、運送会社、バス会社ほか多くの沖縄県内企業で導入されています。平成29年に沖縄県産品マーク表示許可も取得しています。　　また、カサイエレックでは、製造業向けの省力化機器の設計・製造も請け負っています。新機器を一から導入するのではなく、元からある機械類を上手く使い、必要最小限のコストで効率化を図れることが大きなメリットです。　「最新技術を搭載した機器は高性能ですが、市場規模やメンテナンスなど維持コストに見合わない場合もあります。そこで、従来導入されている機器と一部組み合わせるなどすれば、メンテナンスや新機器扱いに戸惑うこともなく、ポイントを抑えた省力化が可能になります。直近の導入例では、株式会社那覇王冠様に自働プレス加工機を納品しました。那覇王冠の玉城社長とよく話し合い、開発・設計したものです。それまでは一斗缶を手動で加工していたのですが、世界最速レベルのロボットアーム2機と既存の金属プレス加工機を組み合わせ、完全オリジナルの自働加工機にし、効率化に寄与しました」　この事例は大変好評で、沖縄県内の他企業からも注目されているそうです。立花所長は「弊社の技術で沖縄県の製造業が盛り上がってくれれば、それに勝るものはない。技術は繋がらないと無くなってしまいます。みんながこれまで必死に培ってきた技術や志を、次の世代に繋げていってもらいたい。弊社もその一助になれれば」と熱く意気込みを語りました。沖縄の子供達に「モノづくり」の可能性を伝えたい全オリジナルの自働加工機NTN グリーンパワーステーション（独立型電源）オリジナル遠隔監視機器7 OKINAWA INDUSTRIALFEDERATION NEWS