ブックタイトルkouren652
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食品関連業者などで構成する「沖縄県食品産業協議会」主催のセミナーが沖縄産業支援センターで行われ、沖縄物産コーディネーターの池村博隆氏が講話。「商品開発と販路開拓は車の両輪。ターゲットを絞り、どこで誰に売るのか最初から出口を想定して商品開発に臨むことが大切」などとアドバイスしました。 冒頭では沖縄県食品産業協議会の竹内一郎会長が主催者あいさつに立ち、「沖縄の経済はまだまだ発展し観光客も増える中で、新商品の開発は重要なテーマになっている」と指摘。今回のセミナーを通じて「商談会・物産展の運営やバイヤーとの取引経験豊富な池村様の話からヒントをいただき、今後の業務に役立ててほしい」と述べました。 続いて講師の池村氏が、県内外のさまざまな事例を挙げながら、地域商品開発と販路開拓のポイントについて解説。まずは商品開発に臨む前段階として、1「資源」を見極める2「出口」を想定する3「強み」に気づくという3つの視点が大切であることを強調し、「自分がやることにこだわることは大事だが、そのこだわりとは何なのか、相手の消費者、つまり出口側に伝える術を考えることが肝要だ」と説きました。 また販路開拓にあたっては、「事前のリサーチを怠らず、客層を想定してターゲットを絞り込む」ことの重要性を挙げる一方で、「いろいろな販売チャンネルがあって、何が功を奏するのかわからない時代に入っている。だからこそ常にアンテナを幅広く張っておく必要があり、商品開発をして一度うまくいかなかったものでも、見方や切り口を変えれば復活する可能性がある」と述べました。 セミナーの最後には、沖縄のモノづくり産業を取り巻く時代情勢にも言及。「日本の中で沖縄は、地理的に東アジアに最も近く、海外展開の話が幾多もある。確かにそれも大事だが、必ずしもすべての事業者が当てはまるわけではないし、人口145万人の土地に1000万人の観光客が来る今の時代こそ、足元を見つめるべき。沖縄を訪れる人々に対し、良質な食品・サービスを提供することでスキルアップを図り、(そこで得た技術や知識を持って)商品開発にチャレンジしていってほしい」と参加者にエールを送りました。平成31年2月12日(火) 沖縄産業支援センター沖縄県食品産業協議会竹内一郎会長セミナーの様子講師池村博隆氏食品産業モノづくりセミナー ?出口(ターゲット・マーケット)から考える商品開発?7 OKINAWA INDUSTRIALFEDERATION NEWS