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技術研究会活動の紹介 工業技術センターでは、県内中小企業、大学、公設試験研究機関等の産官学が連携し、県内中小企業の技術課題の解決と新技術の開発を促進することにより、地域中小企業の技術力向上に寄与することを目的に、技術研究会を企画・運営しています。今回は泡盛技術研究会のご紹介です。在、沖縄県内には47の泡盛メーカー(46醸造場、1組合)があり、また泡盛製造に欠かせない黒麹菌の種麹店も1業者あります。 泡盛技術研究会ではこれら泡盛製造にかかわる人材のネットワーク形成を測るとともに、酒造技術の向上と様々な技術課題解決等を目的として情報共有を行っています。 特に今年は当センターで実施している研究に関する情報提供や取り組むべき研究課題や技術課題等についての意見交換会だけでなく、外部から講師を招いての講習会や、県内酒造所による新技術紹介を行いました。 第1回は、県の委託事業「泡盛黒麹菌の独自性に関する調査研究」(平成29年度に終了)の成果を業界に紹介する目的で、佐藤万仁氏(国立研究開発法人国立成育医療研究センターゲノム医療研究部臨床応用ゲノム研究室室長)より、ゲノム解析と産業活用の基本的な考え方について黒麹菌ゲノム解析の事業を題材に講演いただきました。 また、平良東紀氏(琉球大学農学部亜熱帯生物資源科学科教授) より「黒麹菌による泡盛古酒香バニリン前駆体の生成~古酒と老麹~」と題し、泡盛製造現場への展開を見据えた最新研究の取り組みについて講演いただきました。 第2回は県内酒造所より、新商品開発の事例紹介を行っていただきました。 瑞穂酒造株式会社のクラフトジンは戦略的製品開発支援事業 ((公財)沖縄県産業振興公社)を活用した事例で、開発担当者からは商品設計のコンセプト、開発に至った背景について紹介いただきました。当センターは香気特性のプロファイリングによる製品特徴の可視化を担当しました。 瑞泉酒造株式会社の海洋深層水仕込み泡盛は工業技術センターとの共同開発製品です。開発担当者からは技術に加え、新商品開発のきっかけやどのような視点で新しい商品を開発したのかという点についても紹介していただきました。 今後も研究会を通じた業界共通課題への取り組みや、新たな情報の共有を通じた業界支援を行って参ります。 工業技術センターは、県内製造業への技術的支援を通して産業の活性化に貢献することを使命として事業に取り組んでいます。「製品の開発に関して技術的なアドバイスがほしい」、「製品の品質を上げたい」、「研究開発の支援がほしい」などの技術課題解決や新製品・新技術開発の支援が必要な場合にはお気軽にご相談下さい。沖縄県工業技術センター 企画管理班〒904-2234 沖縄県うるま市字州崎12番2 TEL:098-929-0111 FAX:098-929-0115 E-mail:kousi@pref.okinawa.lg.jp(メルマガを始めています。申し込みはHPからも行えます) ホームページ:http://www.pref.okinawa.jp/site/shoko/kogyo/index.html海洋深層水仕込み泡盛「碧」FreshMIZUHOTropicalMIZUHO現23 OKINAWA INDUSTRIALFEDERATION NEWS