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TAIWAN&OKINAWA共有型経済が、従来のビジネスモデルに大きなインパクトを与えていることについて解説。村上氏は、「プラットフォーム等を活用して、業種や業界の枠を飛び越えた協働経済型エコシステムを構築することで、モノが売れないこの逆風状況をチャンスに変えることができる」と語りました。次に、台湾の国立交通大学の林一平副学長が、「スマートシティにおけるIoTの利活用について?IoTtalkシステムの実用例?」と題して講演。台湾の交通システムやキャンパス内で既に実用している先駆的な取り組みについて紹介がありました。「インターネットがあれば世界中とつながることができる。これからの時代は、イマジネーション(想像力)さえあれば何でも出来るはずだ」と林氏は話しました。最後に、昨年7月から事業を本格スタートさせた(一財)沖縄ITイノベーション戦略センター(ISCO)の中島洋 理事長による講演。中島氏は、「これまで安全だと考えられてきた業種・業界が、非効率と捉えられるような時代へと変化してきている。台湾の林先生のお話を伺うと、沖縄はまだまだ台湾の状況には追いついていない。沖縄で大胆に挑戦して、イノベーションを起こしていきましょう」と述べたほか、今後、国立交通大学と結ぶMOU(業務提携)についても紹介がなされ、これからの展開・活躍に期待が高まる報告となりました。 講演後に設けられた質疑応答では、講演された村上氏から、台湾の林氏へ直接質疑がとぶなど、活発な意見交換が行われる場面がありました。両氏からは、「法律や規制などの高い壁をどう取り払っていくのか。行政と協力して法律を変えていくこともイノベーションの一つだ」とか、「人口が140万人の沖縄は程よいスケール感が最大の魅力だ」や、「沖縄を実証実験の拠点として整備したらどうか」、「互いの研究で蓄積したデータをオープンにすることは可能か」など、様々な意見が上がり、参加者にとって貴重な情報を共有することができたフォーラムとなりました。〈基調講演①〉九州大学 村上和彰 名誉教授〈基調講演②〉国立交通大学 林一平 副学長〈基調講演③〉ISCO 中島洋 理事長15 OKINAWA INDUSTRIALFEDERATION NEWS