ブックタイトルkourenn644
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茶、シークヮーサージュースなど地域特産にこだわった製品を作り続けています。平成15年9月には、東村の伏流水を使ったミネラルウォーター「東村の天然水」を商品化し、沖縄県限定で販売。自然のミネラルが溶け込んだ「ナチュラルミネラルウォーター」は沖縄県では稀少な製品で、商品売上金の一部は東村を通じて環境保護基金に役立てられています。 坂巻幸夫代表取締役社長、河村慶之取締役業務部長、山下智営業部長は「おかげさまで沖縄県民の皆さまに愛され、特に元祖さんぴん茶は今年の11月で発売25周年になるロングセラー商品です。入れ替わりが激しい茶系飲料業界においてこれは珍しいこと。販売開始からさまざまな試練を乗り越え、業界全体をけん引すべく努めてきました。これからもプロモーションをより強化し、あらためてブランド力を高めていくつもりです」と意気込みを語りました。 缶入りさんぴん茶の誕生を振り返ると、きっかけは初代社長水田正明氏が、沖縄で昔から愛されているさんぴん茶に着目したことでした。当時は「さんぴん茶は家で飲むあたたかいお茶」という風潮が強く、なかなか売れなかったとか。その後、徐々に市場に浸透し、ロングヒットにつながります。「大ヒット商品になったのは、営業戦略はもちろん、受け入れられる土壌があったから。本土から来た水田社長だからこそ、沖縄ならではのさんぴん茶の良さに気付けたのでは」と坂巻社長。すでに30周年を見据え、品ぞろえや販売量を増やすことを目標にしているそうです。 商品開発も沖縄の魅力に着眼した取り組みが目立ちます。平成27年、八重山地区限定で離島の景勝地を描いたペットボトル4種を発売しているほか、今年の夏にはサンリオの有名キャラクターをあしらった柄や、沖縄ポッカオリジナル・さんぴん茶のイメージキャラクター「ポカピン」とサンリオキャラが並んだ柄も、県内限定で発売する予定です。 また、沖縄県民の健康増進を考え、さんぴん茶としては初の特定保健用食品「沖縄ポッカさんぴん茶(特製)500mlPET」も平成28年から沖縄限定で発売中。食物繊維の働きで糖の吸収をおだやかにするので、食後の血糖値が気になる方に適しているそうです。 河村部長と山下部長も「夏に向け、ハイビスカスをブレンドした無糖茶『宮古島ハイビスカスティー』の発売を予定しています。これも県内ではあまり類を見ない商品で、女性向けを意識しました」と話しました。 沖縄ポッカではジュニア育成やスポーツ振興などを通して地域活性化にも貢献。製品の製造販売を手掛ける強みをいかした自動販売機の設置も行っています。自動販売機の設置から商品の補充・詰め替え・清掃まで、一貫して沖縄サンポッカ(沖縄ポッカ100%子会社)が行うフルサポートシステムで、県内企業の利用も多いそう。「平成25年に親会社のポッカコーポレーションとサッポロ飲料が経営統合した際に、弊社もサッポロホールディングスの一員となりましたが、県民に親しまれた社名やロゴはそのまま残しました。これからもさんぴん茶とともに、沖縄に寄り添い続けます」缶入りさんぴん茶が大ヒット今後の商品展開も一工夫沖縄ポッカオリジナルさんぴん茶イメージキャラクター「ポカピン」「宮古島ハイビスカスティー」と沖縄限定柄さんぴん茶「ポッカ元祖さんぴん茶」を製造する東村の工場(沖縄ポッカ食品株式会社)15 OKINAWA INDUSTRIALFEDERATION NEWS