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 第40回(2017年度)琉球新報活動賞の贈呈式と祝賀会が2月9日夜、那覇市のパシフィックホテル沖縄で開かれ、6団体・5個人が表彰されました。同賞は「一隅を守り千里を照らす」を基本理念に、社会の一線で活躍する気鋭の人材・団体を毎年表彰しています。 沖縄県工業連合会の会員からも、医療法人タピックグループの理事長宮里好一氏と(有)伊江食品の代表山城克己氏が選出。また当連合会が毎年実施している「オグレスビー氏追悼式」の際、牧師としてご協力を頂いている国吉守氏が理事長を務める沖縄いのちの電話も選出されました。 産業活動部門の、宮里好一氏は、医療・福祉を中心に「ペアーレ」等を経営し総合ウェルネスネットワークの構築をけん引した他、「東南植物楽園」の再生が認められての受賞となりました。宮里氏は受賞あいさつで「一人の患者さんとの出会いが私の医療観を変えた。医療・スポーツ・文化・観光の接点を活かし、沖縄観光に貢献していきたい」と述べ、今後の展開に意欲をのぞかせました。 地域振興活動部門の山城克己氏(伊江島観光協会元会長)は、伊江村を教育民泊の先進地へと成長させ地域活性に貢献したことが認められての受賞。山城氏は「私は地域の先輩方に学び地域に育てられたリーダー。皆様も地域の若者を育て、子ども達が安心して帰ってこられる環境を作っていってほしい」と来場した方々へ呼びかけました。  社会活動部門の沖縄いのちの電話は、1976年の開局から42年にわたる地道な自殺予防の電話相談活動が認められての受賞。事務局長の浜端宏次氏は「この活動は相談員の無償の奉仕がなければ成り立たない。相談員の方々へ改めて敬意と感謝を表したい。県内では毎年250名前後の方が自ら命を絶っている。『命どぅ宝』を心に刻んで、今後も粘り強く活動を継続していく」と、静かな闘志を滲ませました。 授賞式に続いて行われた祝賀会には、家族や関係者が詰めかけ、受賞者と固く握手を交わし喜びを分かち合あったり、花束を贈って祝福する姿が見られました。第40回 琉球新報活動賞贈呈式・祝賀会平成30年2月9日(金)  パシフィックホテル沖縄沖縄いのちの電話 山城克己氏 宮里好一氏浜端宏次氏琉球新報社富田詢一代表受賞者一同会場の様子7 OKINAWA INDUSTRIALFEDERATION NEWS