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概要

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 毎年恒例の沖縄県工業連合会農業関連産業部会による部会員企業の製造工場視察が2月22日に行われ、今回は南城市知念の「株式会社なかむら食品」(以下、なかむら食品)を訪問しました。 視察には「株式会社ざまみダンボール」の座間味勲社長、「有限会社みのり」の上原浩司社長、「株式会社トリム」の研究開発室から仲宗根朝陽氏が参加しました。 なかむら食品は昭和59年創業の老舗企業で、昔ながらの「生絞り」製法にこだわった沖縄豆腐の製造及び販売を行っています。平成11年に有限会社を設立、平成19年に「株式会社なかむら食品」へ商号をあらためました。豆腐製造を機械化している県内企業のほとんどが本土と同じ製造機器をそのまま導入していますが、元来の沖縄豆腐の伝統の味とは異なってしまうため、なかむら食品では琉球大学と共同で自動製造ラインを開発し、伝統製法による沖縄豆腐の大量生産を実現しました。この機械の開発および運営はなかむら食品にしかできないもので、平成21年の経済産業省主催第3回『ものづくり日本大賞』においても優秀賞を受賞しています。 視察団は本社を訪れ、工場内の設備や製造工程について説明を受けた後、(株)なかむら食品の現況、および今後の展望について現在抱えている課題などを話し合いました。実際に製造販売している豆腐の試食も行われ、参加者は沖縄豆腐、絹ごし豆腐、ゆし豆腐を実食し、それぞれ味の感想や製品の特長を述べていました。視察に対応した(株)なかむら食品の稲嶺麻子氏も、「異業種からのさまざまな視点を知ることができ、大変勉強になった。いただいたご意見も踏まえ、今後の経営にいかしたい」と述べ、双方にとって有意義な視察となりました。(公社)沖縄県工業連合会 農業関連産業部会平成30年2月22日(木)  南城市知念 「㈱なかむら食品」工場内株式会社なかむら食品稲嶺麻子氏設備の説明に耳を傾ける参加者株式会社 なかむら食品工場視察5 OKINAWA INDUSTRIALFEDERATION NEWS