ブックタイトルkouren_639
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食品や化粧品などの香りを分析する装置として、超高速ガスクロマトグラフ装置(HERACLESⅡ、アルファモス社製)とにおいかぎ装置(Sniffer 9000、アルファモス社製)を紹介します。 ガスクロマトグラフ装置はにおい成分の分析に用いられる装置ですが、微量でも強いにおいを持つ成分については、においかぎ装置を組み合わせた分析が有効です。例えば同じ製品なのに、ロット間でにおいが違うという場合など、ガスクロマトグラフ装置だけではわからないことがあります。その場合においかぎ装置を併用すると、図のように違いを可視化することができるようになります。 本システムでは、ピークの検出時間の他に、文献情報によるにおい表現のライブラリを登載しているため、ピークが近接していても、におい特性から成分を推定することが可能です。 製品の比較を行いたい場合や特徴を視覚化したい時、クレーム対応や既存製品の品質向上などへの活用が期待できます。機器の利用をご希望の方は、下記の連絡先までお問い合わせください。沖縄県工業技術センターでは、県内製造業振興を目的とした様々な研究テーマや技術支援に取り組むため、各種分析機器、測定機器、加工機器を保有しています。今回はその1つとして、特定フレーバーの定量・定性分析評価システムについてご紹介します。工業技術センターは、県内製造業への技術的支援を通して産業の活性化に貢献することを使命として事業に取り組んでいます。「製品の開発に関して技術的なアドバイスがほしい」、「製品の品質を上げたい」、「研究開発の支援がほしい」などの技術課題解決や新製品・新技術開発の支援が必要な場合にはお気軽にご相談下さい。沖縄県工業技術センター 技術支援班、企画管理班〒904-2234 沖縄県うるま市字州崎12番2 TEL:098-929-0111 FAX:098-929-0115E-mail:kousi@pref.okinawa.lg.jp (メルマガを始めています。)ホームページ:http://www.pref.okinawa.jp/site/shoko/kogyo/index.html食品・化学分野における分析機器のご紹介~食品や化粧品などのフレーバー分析~ 工業技術センターだよりInformationOkinawa IndustrialTechnology Center上図:ガスクロマトログラフ分析の結果はほとんど同じだが下図:同時に測定したにおいかぎ装置では、ロットBに、ロットAには無いにおいのピークが確認できた。ライブラリから成分の候補と、文献情報が確認できるため、成分を特定しやすい。ロットA ロットB化合物名Hexanal(Z)-3-hexenalethyl butyrate検出時間800800802官能記述子青草、果実、魚、ハーブ青草、果実、葉甘い、果実、バナナ、カラメルOKINAWA INDUSTRIAL 12FEDERATION NEWS