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た原因として、「沖縄はいろいろな意味で原点。会社や人間の原点であり、いいものがたくさん残っている。人を大事にし、健康を大事にしますよね。風土気候はもちろん、そういうところがとても気に入って沖縄で事務所を興しました」と語ります。 設立当時は経営コンサルティングとして、沖縄のさまざまな会社で経営改善や利益向上、人材育成を中心に行っており、その頃はセミナーや会社経営診断業務はほとんどやっていなかったそうです。その後、事務所に根橋チーフや知念氏が入所し、今年で開所から22年目を迎えました。「関わった企業数としてはそれほど多くありません。沖縄は建設会社が大変多いため、弊社でも建設業界に顧客を多く抱えております。計画段階から、施工、施工に関連する資材調達などの一式、完成後のメンテナンスからリフォームまで、建設業界と一口に言っても業種は多岐に渡り、弊社に依頼してくる企業も、大手ゼネコンからある業務に特化した会社までさまざまな方がいらっしゃいます」 目加田代表は、コンサルティングをするにあたり、まずはビジョンをしっかり持つことが大事だと言います。「経営改善にあたり、どのような会社にしたいかをきちんと考えていただく。そしてそれを、経営陣だけでなく、社員全体、会社全体で共有し、理解することが一番大切なんです」 コンサルタントとして企業の組織活性化、売上向上、コストダウン、ビジョン策定の手伝いなどをおこなうかたわら、現在はISO取得支援や人材教育のセミナーなども行っています。近年では「CRC(コスト・リダクション・コントラクション)」を目指し、建設業に向けた講演会を年に一度開催。リーマンショックで日本経済がダメージを負い、沖縄も建設業界全体が沈んだ時期に、考え方そのものを見直そうという目加田代表による提案です。「単純なコスト削減では、現場や下請けにしわ寄せをして利益を出そうと考えてしまう。そうではなく、次世代を担う職人や後継者を育てる。本来の原点に返ろうという主旨のセミナーです」 ほかに、建設業で義務付けられている継続学習制度のポイントを取りやすくするCMCセミナーも月一回ペースで開催しています。 人材育成支援にも大変力を入れており、目加田代表は「これまでの沖縄は会社を興した創業者たちの時代、これからは会社を受け継ぐ後継者を育てることが大事になってきます」と話し、自らが定期的に開催する「沖縄経営志行塾」について説明。会社経営者および後継者を対象にした勉強会で、月に一度、目加田代表による講義やワークショップを行っているそうです。「100年続く会社を目指してほしい」と高い目標を掲げます。現在は約20名ほど参加者がいて、他社からの刺激を受けたり、横のつながりを作るなど、それぞれに成果を感じている様子がうかがえるそうです。 また、根橋チーフによる組織強化のためのISO取得指導、HACCPシステム構築および運用支援も行っています。スタッフそれぞれが得意分野を活かし、沖縄の企業の経営改善、人材育成指導などに注力。実績を伸ばし続ける目加田経営事務所の活躍に、これからも期待が集まります。目加田代表(右)と、部長兼チーフコンサルタントの根橋弘行氏(左)建設業CRCセミナーに多数の参加者講演会や勉強会で沖縄企業を応援5 OKINAWA INDUSTRIALFEDERATION NEWS