ブックタイトルkouren648

ページ
14/20

このページは kouren648 の電子ブックに掲載されている14ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。

概要

kouren648

 文部科学省事業「成長分野を支える情報技術人材の育成拠点の形成(enPiT)」では、大阪大学を運営拠点として国内の情報系大学が連携して実践的な人材育成を推進する教育ネットワークを構築しています。enPiTは情報技術を活用して社会の具体的な課題を解決できる人材を育成するため、大学と産業界による全国的なネットワークを形成し、課題解決型学習などの実践的な教育を実施・普及することを目的としています。 本学工学部情報工学科/工学科知能情報コースは、筑波大学を中核拠点としたビジネスシステムデザイン分野を構成する連携大学の一つとなり、他大学、県内外の企業と協働で人材育成に努めています。同分野では、ICTおよびIoTの先端要素技術を理解・活用し、様々な課題を柔軟にかつ迅速に解決していく能力を、ビジネスシステムデザインを題材に習得していきます。 enPiTのカリキュラムは表に示すように基礎知識学習、夏合宿、発展学習(PBL演習)から構成されます。基礎知識学習では、プログラミング等の技術系に加えて、企業講師による実践技術や、エンジニアとしてのキャリアパスに関する講義を提供することで学生のモチベーションを高めることが出来ています。夏合宿では、実践教育に特化した大学院大学である産業技術大学院大学が企画する教育プログラムに、複数の大学から学生、教員が参加し、5日間の密度の高い合宿を行います。合宿では、アジャイル開発手法、テスト駆動開発等、コンピュータサイエンス系のカリキュラムには含まれない内容を演習形式で学びます。発展学習では、チーム毎に課題を発見し、解決法を考案、最終的に成果物(ソフトウエア、サービス)を完成させるというPBL(Project BasedLearning)演習を行います。開発過程でユーザーフィードバックに基づく改善を継続的に繰返すことで、完成度の高い成果物が得られます。 昨年度は本学の学部3年生チームが未就学児童向けのARアプリ「おままごとハウス」を開発し、ビジネスシステムデザイン分野全体で見事1位になりました(写真)。今年度も6チーム30名の学生が参加しています。 本事業は今年度も含めて3年間、教育プログラムを改善しながら継続していく予定です。今後とも産学協働による実践教育にご理解とご協力をお願いいたします。enpit: http://www.enpit.jp琉球大学のenpit: https://ie.u-ryukyu.ac.jp/enpit/琉球大学工学部工学科知能情報・教授 名嘉村盛和morikazu@ie.u-ryukyu.ac.jp情報技術実践教育ネットワーク分 類内 容基礎知識学習プログラミング基礎: Python, Java, Ruby, Swiftチーム開発基礎: github, タスク管理産学連携特別講義: 実践技術とキャリアパスPBL 演習:産学連携指導夏合宿発展学習アジャイルチームキャンプ: 複数大学から学生教員が参加スクラム開発チーム開発のためのスキル:分散バージョン管理, テスト連絡先: 琉球大学工学部後援会事務局(電気電子系)米須章(電気システム工学コース)/山里将朗(電子情報通信コース)〒903-0213 沖縄県中頭郡西原町千原1番地  TEL.098-895-8692(米須)/098-895-8679(山里)  FAX.098-895-8708【E-Mail】kouenkai-office@ml.tec.u-ryukyu.ac.jpOKINAWA INDUSTRIAL 12FEDERATION NEWS