ブックタイトルkouren638
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( o r i g i n a l e q u i p m e n tmanufacturer)に力を入れることにしたそうです。「それまでも千本以下の小規模ロットでの製造を手掛けたことは何回かありました。弊社工場の設備やノウハウ、そしてスタッフたちの協力があれば、通常ラインで既存の製品を生産しながら、たとえば1本からでも試作品を作ることができる。弊社のモットーのひとつは地元を大切にすることです。沖縄という地域特性を活かし、沖縄でなければ作れない商品をお客様と一緒に作りたいという思いがありました。 飲料製造業界では、最小規模でも数百から千本程度の受注が必要だそう。試作品の開発までにも大変な労力が必要になるうえ、本生産を前に計画がとん挫することもしばしば。在庫を抱えるデメリットも懸念されるため、なかなか新商品の開発は難しいものでした。「沖縄には個性的な天然の資源がたくさんあり、それを利用した商品化を考えている企業も多い。農家でも、市場に出せない農作物を利用して商品化を考える方もいます。そういった方たちの手伝いができれば」と照屋社長は話します。 では、実際にどのようなかたちで開発支援しているのでしょうか。「まずどんな商品をどれくらい作るか話し合います。お客様が求めることに弊社がどれだけ応えられるか、現実的な企画を立ててから試作に入ります。試作はできるだけ短期間で行い、味や香り、安全性といった品質を整え安定させていきます」 いろいろな容器のパターンを求められたり、短い納期で試作品を作ってほしいという依頼も少なくないそうですが、15年つちかってきた技術と経験でひとつずつ真摯にクリア。事業開始から半年もたっていませんが、すでに多くの実績があります。そうした手ごたえは現場スタッフのモチベーションアップにつながっており、よい労働サイクルを生み出していると照屋光晴工場長も話してくれました。 また、沖縄健康創業では製品の開発、生産のみにとどまらず、販売支援までもサポートしているのが特徴です。「商品のラベルやパッケージデザインの提案、チラシやパンフレットなど印刷の手配もします。もちろん既存製品の見直しなどもお手伝いしています」 沖縄県工業技術センターや沖縄県よろず支援拠点などの公的支援機関と連携し、商品化にあたってあらゆる面で総合的に支援します。これまでに、地元うるま市の特産品を使った辛味調味液や、既存の黒糖シロップをアイスクリームなどの専用シロップとして販売することを提案するなど、さまざまな形で商品化が実現しています。試作品の小規模生産にしぼったことでコストとリスクが軽減され、これまで新製品開発に二の足を踏んでいた事業者からも問い合わせがあります。「やはり地域の特産品を使った商品開発がしたいという声が多いです。潜在的なニーズの高さに驚きましたが、今後の可能性も感じています」 沖縄健康創業では、商品開発から製造、販売までトータルコーディネートで提案する、いわば製造サービスともいえる新ビジネスモデルで、今後もさまざまな事業支援に取り組んでいきます。ヒアリングから企画・試作、販売支援まで総合サポート沖縄健康創業株式会社照屋光晴工場長工場内での充填作業の様子沖縄健康創業が製品開発に協力した商品の数々。沖縄らしい素材をいかしたものが多い5 OKINAWA INDUSTRIALFEDERATION NEWS