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概要

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二〇一八年　新年のご挨拶greetings　新年明けましておめでとうございます。二〇一八年の新春にあたり年頭のご挨拶を申し上げます。平素は、本会の事業運営にご支援を賜り深く感謝申し上げます。　昨年の本県経済を振り返りますと全体的に好調でありました。観光分野では、沖縄発着空港路線の拡充やアジアからのクルーズ船の増大などで観光客が大幅に伸び、平成29年度上半期で５０４万６，１００人と過去最高を記録しました。こうした事の影響でホテルや商業施設の建設及び住宅投資も好調で、那覇空港第２滑走路工事やモノレール延伸工事などの大型公共工事プロジェクトも進んでおり建設業界も活気があります。沖縄県は新たに大型MICE施設を中心とした産業施策を策定し、MICEを今後の更なる沖縄経済成長のプラットフォームと位置付けております。大型MICE施設整備は、沖縄県の大型公共工事プロジェクトの１つであり、本県の建設業、製造業及び関連産業に大きな経済効果をもたらす事業であるため、本会は昨年６月、沖縄県に対し、同事業について県内企業優先発注及び県産資材優先使用を要請しております。小売業も堅実な個人消費があり、好調に推移しております。雇用については、ほとんどの業種で人手不足が生じております。その改善のためには、原因となっている雇用のミスマッチに対策を講じ、労働条件や職場環境の改善、資格取得のサポートなど企業の「働き方改革」への取り組みも必要となるでしょう。　さて、本会の昨年事業は「県産品奨励事業」、「沖縄の産業まつり」を柱とした各種事業を実施する計画でした。県産品奨励事業は、期間中は天候に恵まれ、順調に全ての事業を進めることができました。しかしながら、沖縄の産業まつりは、台風22号の接近により、全日程の開催中止を余儀なくされました。全日程を中止したのは、過去40年で初めての事です。台風が発生する前から状況を注視し、関係各位と協議をぎりぎりまで重ねましたが、来場者及び出展者の安全を第一に考え、中止を決定いたしました。産業まつりを楽しみにしていた皆様には大変ご迷惑をおかけし申し訳ありませんが、何卒、御理解いただきますようお願いいたします。　その他の事業として、沖縄と台湾両地域のものづくり分野における技術及びビジネスの交流を促進するため「台湾・沖縄ものづくりセミナー」を昨年８月に台湾で開催した他、人材育成事業では「新入社員研修セミナー」、「新入社員研修セミナーフォローアップ」、「学校と産業界の交流事業」などを実施しました。　本年も本県製造業の発展を通して、本県経済の発展及び県民の生活向上に貢献できるよう邁進する所存でありますので、より一層のご支援ご協力をお願い申し上げます。結びに、会員並びに関係各位の皆様にとりまして、実り多き年となりますよう祈念し、新年のご挨拶といたします。平成三十年　年初公益社団法人沖縄県工業連合会会長呉屋守章OKINAWA INDUSTRIAL 2FEDERATION NEWS