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概要

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バランサーは、農作物の品質改善に大きな効果があると業界で評判になりました。 沖縄サンゴ株式会社ではさらに研究を進め、農業用の製品だけでなく食品原料や完成品を、国内の大手食品会社、大手製薬会社をはじめ、海外の製薬会社などには 20フィートコンテナで出荷しています。また百貨店においても事業展開が始まっており、事業は順調に拡大。平成30年度には事業拡大にともない、サンゴカルシウム原料の生産をはじめ、関連商品の製造工場を新設予定で、現在はその準備に社を挙げて取り組んでいます。 新工場は、「センチュリアン」という、サンゴミネラルを利用した整水器の製造販売が中心になるそうです。北村惠子代表取締役によれば、「センチュリアンは通常の浄水器とは違い、きれいに浄水した水にサンゴミネラルをプラスし、おいしい水にします。カルキ臭が取り除かれ、カルシウム・マグネシウム・カリウム・ナトリウムなどサンゴの豊かな天然ミネラルが溶け出した水は栄養豊富で、現在も国内外から多くの方にご愛顧いただいております」。  「センチュリアン」は販売からこれまで何度も改造を重ね、最新型は取り付けからカートリッジ交換まで工具が不要という手軽さが売りです。カートリッジは年に一度の交換でたっぷり使え、水環境が整っていない海外からの注文も多いといいます。今後はサンゴミネラル整水器を計画的に製造する環境を整え、いっそうの安定供給を目指すそうです。 北村社長は、「海に囲まれた沖縄にはサンゴという宝物があります。この自然の恵みを人々の暮らしに役立て、感謝の気持ちでサンゴの機能性を磨いていきたい」と話します。 沖縄サンゴ株式会社は環境への取り組みにも熱心で、地域とのつながりを大事にしています。実際に今帰仁村ではこれまでに多くの雇用を生み出し、農地の土壌改良にも大きく寄与しています。新しく建設する工場についても、今後の沖縄経済界を盛り上げていければと意気込みを語っていただきました。 サンゴの持つさまざまな効能を研究、生活に役立ててきた沖縄サンゴ株式会社ですが、今後はさらに地元の雇用促進および新機軸の地場産業の形成を目指して躍進を続けます。「サンゴミネラル整水器」を沖縄の新しい事業に育てたいサンゴミネラル整水器「センチュリアン」。本体(左)、サンゴミネラルカートリッジ(右)今帰仁村の工場。地元の女性たちの雇用が多い沖縄サンゴ株式会社(八ケ岳高原支社)沖縄サンゴのサンゴカルシウム原料は多くの他社製品にも使用されている17OKINAWA INDUSTRIALFEDERATION NEWS