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概要

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 そんな沖縄森永乳業の始まりは、新垣守氏という人物によって昭和30年に設立された「沖縄アミノ酸ヤクトール本舗」です。沖縄アミノ酸ヤクトール本舗は昭和37年、「ゲンキ乳業」ヘ商号を変更し、牛乳、ヨーグルトを新発売。翌昭和38年、株式会社ゲンキ乳業を設立。順調に業績を伸ばし、昭和45年、前述のように森永乳業と資本提携して、那覇市繁多川に沖縄森永乳業株式会社が誕生しました。 そして平成21年4月、現在の立地、西原町東崎に新社屋と工場を竣工。工場敷地面積は約1万5000平方メートル、4階建ての製造棟で、4製品の稼働ラインを備え、処理能力は年間約4万トンを誇ります。 代表取締役社長の知念良明氏によれば、本社移転および新工場の完成は大きな転機になったそうです。「西原工場は、これまで那覇市繁多川にあった旧本社と工場、浦添市西洲にあった配送センターを統合・一元化しています。このことで輸送コストの削減、および生産能力の向上を実現しました。配送センターは平成20年、工場は平成21年全面稼動しており、一日平均80トンだった生産能力を110トンに上げることができました。将来的には200トンまで生産可能になる予定です」 新工場は従来以上に徹底した製品管理を実現するため新充填機の導入、森永乳業の品質管理システムに基づいた環境管理の徹底、セキュリティ管理の強化によって高品質・安全性を追求しました。同時に自動化、省力化を推進し、生産性の向上にも努めています。夜間電力の活用、用水回収システムなども駆使して環境への配慮も考慮。ラインの増設スペースも確保され、将来の事業拡大を見据えた施設になっています。 また、今年、社のコーポレートスローガンを『かがやく笑顔のために』へと刷新。顧客に届けたい思いを笑顔という言葉に込めました。「私たち森永乳業グループではお客様に健康と幸せをお届けするべく、社員一同努力してきました。近年、弊社をとりまく環境はめまぐるしく変化し、お客様の安全に対する意識の高まりやニーズも変わり続けています。これまで培った技術を活かし、私たちならではの商品をお届けすることで、県民の皆様に健康で幸せな生活を送っていただき、豊かな社会つくりに貢献したいと考えています」 そのために、社員の行動指針も新しく規定し、自身と家族のしあわせ、企業の一員としての自覚をより厳しく求める方向に改めました。「笑顔」の中には、お客様だけでなく社員も含まれているそうです。 沖縄森永乳業では、時代の変化に寄り添い、これまで以上に高品質で『安心・安全』にこだわった製品を提供し続けるため、品質管理を徹底すると目標を掲げています。これからも沖縄のゲンキを応援します!西原町に本社移転および新工場殺菌した製品を貯蔵するタンク群製品はクリーンな空気の中で製造されています沖縄県民にはおなじみの製品がずらり沖縄森永乳業イメージキャラクターゲンキ坊や15 OKINAWA INDUSTRIALFEDERATION NEWS