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県酒造組合主催「琉球泡盛の夕べ」が開催され、行政、経済界から集まった出席者が泡盛の魅力を語り合い、同組合は泡盛出荷量の回復に意欲を見せました。 泡盛製造の最盛期に入る時期と「いい月いい日」にかけて、11月1日は「泡盛の日」に制定されています。この日、那覇市のANAクラウンプラザホテル沖縄ハーバービューでは沖縄県酒造組合(玉那覇美佐子会長)による「泡盛きき酒会及び琉球泡盛の夕べ」が開催されました。 「泡盛きき酒会」では、泡盛の新酒、3年古酒、10年古酒を当てる「新古あて」、それぞれの度数をあてる「度数あて」、泡盛の種類を当てる「種類あて」が催され、酒造メーカー関係者や一般愛好家など約200人が参加。中には外国からの参加者も見られ、多くの人で和やかににぎわいました。 同ホテルで開いた「琉球泡盛の夕べ」には、泡盛酒造業界関係者のほか、行政や経済界から約300人が参加しました。会では沖縄国税事務所長の脇本利紀氏、翁長雄志沖縄県知事が来賓祝辞を述べ、「琉球泡盛賞」の贈呈式、琉球泡盛注ぎ分け式も行われました。「琉球泡盛賞」は県外での泡盛普及に尽力したとして、北九州泡盛を楽しむ会事務局長の宮村みつお氏に授与されました。 今年は日本とタイとの外交樹立130年を記念し、駐日タイ王国特命全権大使バンサーン・ブンナーク氏も出席。琉球泡盛注ぎ分け式へも参加し、翁長知事と玉那覇会長からシャム南蛮甕に入った古酒泡盛が贈られました。 玉那覇会長は今年から11月を「泡盛月間」に制定したこと、県内各地でさまざまなPRイベントを行うことなどを話し、「イベントを通じて県内外に泡盛の文化や魅力を伝え、品質向上に取り組む」とし、出荷量回復への協力要請も行いました。会では県内各地の泡盛や泡盛を使ったカクテルなどがふるまわれ、参加者たちは笑顔で泡盛の魅力を堪能していました。「泡盛きき酒会及び 琉球泡盛の夕べ」開催平成29年11月1日(水)ANAクラウンプラザホテル沖縄ハーバービュー琉球泡盛賞を受賞した北九州泡盛を楽しむ会事務局長・宮村みつお氏琉球泡盛の夕べ・鏡びらきを行う関係者一同琉球泡盛注ぎ分け式。左から、翁長雄志県知事、駐日タイ王国特命全権大使バンサーン・ブンナーク氏、玉那覇美佐子県酒造組合会長平成29年度泡盛鑑評会入賞酒 きき酒会では多くの愛好者が泡盛を楽しんだ泡盛の女王らも参列OKINAWA INDUSTRIAL 8FEDERATION NEWS