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沖縄の強みを生かした新技術の研究開発や新事業創出の機運を高めようと、「沖縄産学官イノベーションフォーラム2017」が8月31日、うるま市の沖縄県工業技術センターで開かれました。会場には予定の1 0 0 名を超える約130名が集まり、講演・発表に熱心に耳を傾けました。 今年のフォーラムは、健康食品の分野が中心だった昨年までの内容から一段とパワーアップ。主催者の「沖縄産学官連携推進協議会」が今年5月に発展解消し、さらなる機能の充実・強化を図った「沖縄産学官イノベーション創出協議会」が新たに誕生したことを受け、発表分野を「ものづくり・IT分野」、「健康・バイオ分野」、「産業人材育成分野」に拡大。それぞれの分野から4名ずつ計12名が登壇し、現在の取り組みや研究・開発事例、今後の課題・展望について報告しました。 開会に先立ち、琉球大学副学長で同協議会会長の屋宏典氏は、「従来と比べてフットワークが軽くなった」という同協議会の体制について解説し、「オープンイノベーションに資する仕組みが整っている」と強調。今回のフォーラムを通じて参加者間で情報共有が図られ、「新しいイノベーションが起こることを期待したい」と述べました。 続いては産業技術総合研究所(産総研)九州センター所長の坂本満氏が、「九州におけるイノベーション創出の動きと産総研の取り組みについて」と題して講演を行いました。産総研の最大の役割は、大学や研究機関における革新的な技術シーズを産業界に「橋渡し」することであり、九州センターでは重点的に「地域の基幹産業を担う企業との連携深化」、「ミニマルファブ装置を活用した新産業の創出」、「熊本震災復興への技術面からの支援」などに取り組んでいることを紹介。また、九州最大の広域産学官連携組織「九州イノベーション創出戦略会議(KICC)」の活動にも触れ、成功報酬型のコーディネーター制度を採用したユニークな組織運営や、これまでの事業実績について説明しました。 その後は各分野の発表に移り、一人15分の持ち時間でプレゼンテーションが行われました。発表者は自らのテーマについて解説するだけではなく、会場に向かって協力・連携を呼びかける姿も多く見られました。沖縄産学官イノベーションフォーラム2017平成29年8月31日(木) 沖縄工業技術センター沖縄工業高等専門学校メディア情報工学科 教授タンスリヤボン・スリヨン 氏琉球大学副学長同協議会会長屋 宏典 氏琉球大学プロジェクトマネージャー高谷 彰之 氏沖縄工業高等専門学校機械システム工学科教授山城 光 氏沖縄職業能力開発大学校生産機械システム技術科技術士(機械部門) 勝島 潔 氏株式会社沖縄TLO主幹コンサルタント大城 朋 氏一般社団法人トロピカルテクノプラス営業企画部 マネージャー知念 綾子 氏琉球大学理学部 助教中川鉄水 氏琉球大学大学院医学研究科助教 中島 義基 氏ジェノダイブファーマ株式会社研究開発本部 本部長沖縄事業所 主任研究員 田中 正史 氏公益社団法人沖縄県情報産業協会事務局次長 渡真利 哲 氏琉球大学農学部 教授平良東紀 氏沖縄職業能力開発大学校生産電子情報システム技術科能開教授 林 文彬 氏産業技術総合研究所九州センター所長坂本 満 氏17 OKINAWA INDUSTRIALFEDERATION NEWS